2020-01-01から1年間の記事一覧
この映画、ロバート・デ・ニーロがとにかく若い、「ミッドナイト・ラン」であるとか、「ゴッド・ファーザー part II」、「1900年」、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」、挙げればきりがないほど見た映画の中のデ・ニーロとあまりにも違うので…
古い映画だ、リチャード・ウィッドマーク扮する、マディガン刑事と、ヘンリー・フォンダ扮する警察本部長の共演が見どころといえば、見どころなのだが、二人が絡む場面が少なすぎて残念だ。 古い映画だ、なので、リチャード・ウィッドマークという俳優を知っ…
三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロンという、日・米・仏のそうそうたる、三大スターがそろい踏みしたゴージャスな映画、のはずであった。もちろん、顔ふれはゴージャスだ、「七人の侍」、「用心棒」、「隠し砦の三悪人」等で、その名をはせた…
ゲーリー・クーパーはいい、以前書いた「モロッコ」という映画では、若き日のゲーリー・クーパーを見ることができたが、この「真昼の決闘」では、ベテランで、渋い魅力を増したゲーリー・クーパーを見ることができる、どちらのゲーリー・クーパーもステキな…
この映画はロードムービーだ、ロードムービーにはさまざまなペアがあって、名作も数限りなくあるが、このコンビもいい、メインなストーリーは親が離婚したために、現在は母親と離れて暮らす少年がはるばる母親に会いに行く、割とよくある話、母親を一目見る…
彼らは3人共に冒険者である以前に挑戦者であった、映画の冒頭3人はそれぞれ各人、あることに挑戦する、挑戦してそれぞれ各人失敗する、失意の中3人が新たな挑戦へ、別な言い方をすると、新たな冒険に挑戦する物語である、その新たな冒険に海が大いに関係する…
アルフレッド・ヒッチコック監督再びで、今回は「裏窓」、足を骨折して動けない主人公、ジェームス・スチュワートが窓から向かいの家をカメラの望遠レンズでのぞき見して事件に巻き込まれてゆくという話、この映画のユニークなところは主人公は動かない、と…
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード、この二人のコンビはかつてゴールデンコンビだった、この映画「スティング」では、見事に息の合ったところを見せてくれる、この映画のコンビ大成功だ、ポール・ニューマンには「傷だらけの栄光」とか、「ハス…
この映画は長い映画だ、長いということをまず覚悟して。この映画は歴史ものというか、実在した王の生涯を描いた作品だ、全体に暗いトーン、狂気はあるが笑いはない、耽美はあるが健全さはない、ヘルムート・バーガーとロミー・シュナイダーは美しい、いくつ…
身分の高い人が,例えば、王族とか将軍とかがお忍びで俗の世界を冒険するとか旅するとかいう話は割とよくある、例えば、日本では徳川時代の八代将軍徳川吉宗、映画やドラマの「暴れん坊将軍」としてもよく知られている、海外を見てみると、ディズニー版「ア…
トム・ハンクスが若いときには、別にトム・ハンクスは好きな役者ではなかった、うまい、とも別段思っていなかった、どちらかというと、ちょっと嫌い、合わない、といった感じで若き日のトム・ハンクスの映画を観ていた、が、トム・ハンクスのことをこんなふ…
黒澤明の映画は、外国の映画人によってリメイクされることが多かった、先に紹介した「隠し砦の三悪人」しかり、前回紹介した「七人の侍」しかり、が、本日話題にする「蜘蛛巣城」はその逆のパターンとなった、黒澤明が外国の、この場合誰もが認めるイギリス…
迫力が違う、この映画は、出演者の名前が次々と出てくるオープニングから、音楽の迫力、そして、ストーリーが始まると、七人の侍の一人となる侍達、剣客の技の迫力、7人そろって村へ向かう ‘七人の侍’ の迫力、 7人のうち一人だけ侍に憧れる農民が混ざってい…
原作はアガサ・クリスティーの短編「検察側の証人」だ、「オリエント急行の殺人事件」に次いでクリスティー2回目の登場、映画としては「オリエント急行殺人事件」よりもずっと古い映画でモノクロ。 検察人、証人、という言葉からも推測できる通り、この映画…
この映画を初めて見た時、オープニング早々強大なスター・デストイヤーが画面いっぱいに現れるのを見て目を見張った、この後続く映像は映画の最後まで画面に釘付けにされたように見入っていた…‥それだけこの映画の宇宙を描いている映像がリアルで、今までに…
黒澤明監督の長編時代劇、長い映画だけれど決して退屈しない、面白い、いい映画、娯楽大作映画、黒澤明という監督は本当にストーリーテリングのツボを知り尽くしていたような映画を何本もとっている日本が誇る素晴らしい監督であると思う、いまさらいうまで…
まだ、日本に裁判員制度ができる前にこの映画はできた、ある意味、彼らはアメリカの陪審員だ、この映画は前回紹介したアメリカ映画「十二人の怒れる男」をパロディした映画、ただ、アメリカの映画は ’怒れる男‘ だったのに対して、日本版は ’優しい日本人‘ …
ヘンリー・フォンダ、実はあまり印象にない、沢山映画に出ている俳優なのだが‥‥、この映画もヘンリー・フォンダが主役だが、ヘンリー・フォンダだけが活躍するわけではない、12人の陪審員のなかのひとりだからね、しかし、彼らをリードする役柄ではある、こ…
何作も何作も続編が作られる映画がある、この映画もその一つ、この映画のラストシーンを見れば、さらなる物語が続くかな、と想像するかもしれないけれど。でも、このシリーズの中でいいと思うのはやはり第一作目のチャールトン・ヘストン主演の「猿の惑星」…
アラン・ドロンという役者を一言でいいあらわせば、この一言に尽きる、”美しい“。 映画、「太陽がいっぱい」を見てもらえればわかると思う、イタリアの青い海、サンサンと降り注ぐ太陽の日、その中でキラキラと輝くアラン・ドロン、この映画は実は、”美しい“…
お化けとか幽霊とか、普通は怖い、が、この幽霊、ゴースト は全然怖くない、怖くないどころか頼もしい、勇敢、優しい、などなど、ちょっと変わっている、だから、暑い夏の夜の怪談話であるとか、お化け屋敷には向かない。この映画で、若き日のデミ・ムーアを…
古い映画、若き日のゲーリー・クーパーとマレーネ・デートリヒ主演、2作続けてシドニー・ポワチエがCOOL,ということを書いてきたが、今回は、ゲーリー・クーパーがCOOL,そして、マレーネ・デートリヒが美しい、という映画、といっても、ゲーリー・クーパー扮…
前回、”カッコいい“ シドニー・ポワチエの話をしたので、本日は、引き続き再び ”カッコいい“ シドニー・ポワチエの映画を紹介しようと思う、ただ、今回、シドニー・ポワチエを ”カッコいい!“ と叫んでしまいたくなるのは、映画のラストシーンまで待たねばな…
ミシシッピが熱い、シドニー・ポワチエも熱い、今回再び登場するのはシドニー・ポワチエ、やっぱりうまい役者が主役を張る映画はいい映画が多いいのかしら、映画を流れる音楽は作曲、クインシー・ジョーンズ、歌うのはレイ・チャールズと、黒人スタートリオ…
そろそろ南の方から梅雨が明けてきた、梅雨が明ければ暑い夏がやってくる、今回は、そんな暑い夏向きの映画を紹介したい、「異人たちとの夏」。’異人‘って何だろう、って思うよね、やっぱり。宇宙人ではない、少なくとも、毎度のことだが、映画を見て確認し…
シャレードってどういう意味だろうか? シャレードはフランス語で ’謎解き‘ という意味で、この映画ではスリリングで、スタイリッシュで、スリリングの中にユーモアもある謎解きを楽しむことができる。オードリー・ヘップパーンがジバンシーの衣装に身を包み…
この映画は、イギリスがまだ北アイルランドの問題でIRAと対立していて、IRAの対英テロに悩まされている頃の話、そのIRAのメンバーとIRAに誘拐された男の恋人とのユニークであり、せつなくもあり、かつ、危険な物語だ。何が、ユニークで、せつなくて、危険な…
推理作家、アガサ・クリスティーは有名だ、では、エルキュール・ポアロや、ミス・マープルといった彼女が生み出した探偵たちはどうだろうか、ポアロはともかくミス・マープルは別に探偵ではなく、推理好き老婦人にすぎないのだが、どこかで聞いたことがある…
オベラ歌手、シンシア・ホーキンスの歌う「ラ・ワレ―」の美しい曲から幕が開く、郵便屋さんジュールととシンシア・ホーキンスの恋の物語であると同時に、事件に巻き込まれたジュールの冒険の物語。 この映画、何がよいって、シンシア・ホーキンスの歌う「ラ…
素潜りの天才、ジャック・マイヨールをご存じだろうか?リュック・ベッソン監督のフランス映画「グラン・ブルー」での主人公で実在の人物だ。この映画の見どころは、もちろん、素潜りの天才、ジャック・マイヨールで、もちろん彼にも感動したが、ジャック・…