Kororon 映画について語るBlog

映画を語りつくす blog ☆ いい映画も、残念な映画も、好きな映画に、無理(?) な映画も、時に、ドラマも

「猿の惑星」  チャールトン・ヘストン 主演

 

何作も何作も続編が作られる映画がある、この映画もその一つ、この映画のラストシーンを見れば、さらなる物語が続くかな、と想像するかもしれないけれど。でも、このシリーズの中でいいと思うのはやはり第一作目のチャールトン・ヘストン主演の「猿の惑星」、もうずいぶんと古い映画になってしまったにもかかわらず。

 

人間がサルに支配されている惑星にチャールトン・ヘストンら扮する宇宙船の乗組員が不時着して、彼らが猿にとらわれて、そこから脱出するまでを描いているSF映画チャールトン・ヘストンが若い、あたりまえだけれど、俳優チャールトン・ヘストンというより、アメリカの全米ライフル協会の強力な支持者であり、会員であり、会長でもあった、と言ったほうが分かるのかもしれない。

 

人間がいろいろなものに支配されている惑星やそんな話がある、この映画のサルに支配されている人間、手塚治虫の漫画「鳥人大系」で、鳥に支配されている人間、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「ターミネーター」で機械に支配されている人間、トム・クルーズ主演の「オプリビオン」でエイリアンに支配されている人間、

映画ではなく現実の話で恐竜に支配されていた地球、人類は支配されるどころかまだ現れてもいない世界…‥手塚治虫の「火の鳥」では、ナメクジに支配されている地球がでてくる、これはノンフィクションの現実に挿入されたフィクションの世界‥‥あげればきりがないかも。

 

ターミネーター(字幕版)

 

                          オブリビオン (字幕版)

 

猿の惑星」の続編では、第一作目で登場したサルの博士のコーネリアスジーラが今度は逆に現代の地球に来てしまうという一作目とは逆バージョンの話もある、どうやって猿の惑星が誕生したか、の説明回の話もある、など興味は尽きなくどの回もそれなりに面白いのだが、シリーズ物の第一作目というのはやはり、そのシリーズについてだれも何も知らなくて、大げさに言うとそのシリーズのストーリの方向性を決定する、観る人に最高に強いインパクトを与えてその後の話をいつまでも見続けさせるという、面白さのある回で、そういう意味でシリーズ物の第一作目というのはいい出来なのだと思う。

 

猿の惑星」の第一作目のインパクトは、もちろんサルが支配している世界がどんな世界なのか、サルに支配されている人間はどんな環境にいてどんな扱われ方をしているのか、といったところにあり、その中で、チャールトン・ヘストン扮するテイラー大佐がどんな運命をたどるのか、といったところが見ている観客を引き付ける魅力であると思う。何よりも、サルに支配されている世界ってどんな世界か、初めて観客に映像で見せるというインパクトは、この映画の続編のかなわないところかしら。

 

猿の惑星」は5作品続いたのち、さらに3作品できている、残念ながら新しい3作品は観ていない、観なくてはダメ、といわれるかもしれないが、それはまた後日‥‥。ここでは、最初の5作品の話と思ってね。

 

とはいえ、「猿の惑星」面白いよ、ぜひ、一度観てほしい、はまってシリーズ最後まで、観てしまうかもしれないね!

 

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