この映画を初めて見た時、オープニング早々強大なスター・デストイヤーが画面いっぱいに現れるのを見て目を見張った、この後続く映像は映画の最後まで画面に釘付けにされたように見入っていた…‥それだけこの映画の宇宙を描いている映像がリアルで、今までになかった宇宙空間を描いたからだ、もちろん、それまでにだってSF映画はあった、いつくかのSF映画も、SFのTVドラマも見ていた、が、宇宙空間の中をカーチェイスするかの如く、宇宙船同士がチェイスしたり、一人操縦の戦闘機が宇宙空間を飛び回ったり、リアルで見たこともないような惑星や宇宙人が出てきたり‥‥と、今までのSF映画とは全く異質のSF映画に出会った、と思った。
その宇宙船チェイスのハイライトが、ミレニアム・ファルコンだ、宇宙の流れ者のようなハン・ソロ船長と相棒のチューパッカのコンビは実に魅力的だった、映像の中の毛むくじゃらの巨大異星人が実在して、宇宙の果てのどこかで本当にミレニアム・ファルコンを操縦して暴れまわっているかのような錯覚に陥る。R2-D2とC3POのロボットコンビも異色だった、それまでに見たSF映画やSFのTVドラマではこんなリアルなロボットが出てきたことはなかった…‥つまり何から何まで、大きな宇宙船から、登場人物、登場人物の使う小道具に至るまで、この映画で見るものは新しい宇宙映像、頭の中のイメージでしかなかったSFの世界を見事に視覚的に描き出してくれたところに、ジョージ・ルーカス監督の偉大なところがある。
あまりにも有名な「スター・ウォーズ」シリーズの第一作目、SF小説を面白いと感じ、夜空の星を見るのが嫌いじゃなく、宇宙の果ての果てはいったいどうなっているのだろう、なんて考えることもある人間にとって、この映画は衝撃以外の何物でもなかった、大げさでもなんでもなく、そんな人間は思ったよりも世界には大勢いて、その人たちがやっぱりこの映画を初めて見た時、半端じゃない感動を覚えた、だから、現在、世界中に数限りないスターウォーズ・フリークたちが存在しているのではないか。
シリーズは全9作、すべてのシリーズが製作されて完成したわけだが、最初の3作、次の3作、最後の3作、登場人物たちも変わり、映画のタッチや雰囲気も変わって、初めて見た頃の感動が最後の9作目まで同じように続いたとは言わないが、ジョージ・ルーカスの作り出した世界はファンを魅了し続け、9作完成した今でもファンの心をわしづかみ、スター・ウォーズを超えるSF作品はないと信じる、生き生きとリアルで魅惑的な宇宙空間と宇宙世界を創造したという点において。
チューバッカ ↑
ちなみに、ジョージ・ルーカスはこの「スター・ウォーズ Episode4」のストーリーのヒントを前回書いた黒澤明監督「隠し砦の三悪人」から得たという、確かに登場人物の設定、ストーリの流れ、ラストシーンなどにている、日本の時代劇をSFの世界に置き換えた、ジョージ・ルーカス、黒澤明へのオマージュかしら。
シリーズを通してこの映画には魅力的な登場人物がたくさん出てくる、善人でも悪人でも、だれがお気に入りか、数え上げればきりがない、この映画を観れば、必ずだれががお気に入りのキャラクターになると思う、そのくらい魅力たっぷりの ”宇宙人“ がたくさんでてくる、また、宇宙の果ての果てと思っている宇宙が、案外宇宙の中心で、我らが地球こそが、宇宙の果ての果ての果ての、実はどうしょうもない辺境の地にある…‥なんてこともあったりして、まさに ’サイエンス・フィクション‘ の世界。
では、最後に、この映画では、あるきめのセリフがある、なので、最後に一言、
May the Force be with you!
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