Kororon 映画について語るBlog

映画を語りつくす blog ☆ いい映画も、残念な映画も、好きな映画に、無理(?) な映画も、時に、ドラマも

冒険者たち  アラン・ドロン/ リノ・バンチェラ/ ジョアンナ・シムカス 主演

冒険者たち [Blu-ray]

 

彼らは3人共に冒険者である以前に挑戦者であった、映画の冒頭3人はそれぞれ各人、あることに挑戦する、挑戦してそれぞれ各人失敗する、失意の中3人が新たな挑戦へ、別な言い方をすると、新たな冒険に挑戦する物語である、その新たな冒険に海が大いに関係する、以前、アラン・ドロン主演の「太陽がいっぱい」で、映画「冒険者たち」にでてくる明るくキラキラ輝く海について言及したことがある、3人の冒険者たちが夢に胸を膨らませて ’冒険‘ に挑戦する場である、明るくキラキラしていなくてなんとしよう。

 

安全にガードされた冒険などあるはずがない、冒険とはワクワクしながら胸弾ませるだけでは済まない、どんな冒険にも危険はつきものだ、どんな冒険物語でも、ヒーロー、ヒロインたちは冒険の途中に危険や困難が立ちはだかり、それらを乗り越えるべくさらなる挑戦をしていく、そうでなければ ’冒険‘ もつまらない、魅力もない、従って物語も盛り上がらない、この映画「冒険者たち」でもそれは同じだ。

 

また、この映画は冒険の物語であると同時に、恋の物語でもある、男性2人と女性1人、という人数バランスなので、自然と三角関係になる、だれとだれ、どの人とどの人との三角関係かは微妙なところがある、それは映画を観た人それぞれの判断にまかせたい、彼らの関係を考えながら見るだけでもこの映画は最後まで興味が尽きない、かもしれない。

 

そして、この映画では海が美しいのだが、その美しい海にもまして、やはり、アラン・ドロンが美しい、一緒に冒険をするレティシア・ヴァイス役にジョアンナ・シムカスという女優がいるが、はっきりいって、美しさという点でいうなら、女優のジョアンナ・シムカスよりもアラン・ドロンのほうが美しい、といっても言い過ぎではない、なので、「太陽がいっぱい」の時と同様に、この映画でもアラン・ドロンの美しさも堪能してほしい。

 

映画の最後のほうで、海に浮かぶ、なんと言ったらよいのか、島全体が一つの要塞みたいな島がでてくる、映画を観た当初はこの島、といっていいのか、場所はどこにあるのか非常に気になった、気になったけれどどこにある場所なのかわからなかった、今でもわからない、当時はフランス映画だと思っていたからフランスに近いどこかの島なのか、と思ったりしていた、今思うと、イタリアとの合作映画でもあるのだから、イタリアの海のどこかにある島なのか、とも思ったりする、が、謎のままだ、今現在でも存在しているのだろうか、とも思う、どなたか知っている方いないでしょうか?

 

主役の冒険者たち、3人以外で気になる登場人物というと、レティシアの従弟役のジャンジャン君、素朴で純真な感じの少年役、かわいい、リノ・バンチェラ扮するローランおじさんはジャンジャン君が気に入って、仲良くなっている、このあたりのシーンではフランスの本当に片田舎の静かな街がうつしだされる。

 

花の都パリから始まって、青く輝く海を経て、静かな田舎町まで、この映画を観て一緒に冒険をしよう、明るいだけではなく切なくもなる映画だ、又、全編に流れる音楽もいい、リピートして観たくなる映画、といえる、

ぜひ、どうぞ!