2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ゲーリー・クーパーはいい、以前書いた「モロッコ」という映画では、若き日のゲーリー・クーパーを見ることができたが、この「真昼の決闘」では、ベテランで、渋い魅力を増したゲーリー・クーパーを見ることができる、どちらのゲーリー・クーパーもステキな…
この映画はロードムービーだ、ロードムービーにはさまざまなペアがあって、名作も数限りなくあるが、このコンビもいい、メインなストーリーは親が離婚したために、現在は母親と離れて暮らす少年がはるばる母親に会いに行く、割とよくある話、母親を一目見る…
彼らは3人共に冒険者である以前に挑戦者であった、映画の冒頭3人はそれぞれ各人、あることに挑戦する、挑戦してそれぞれ各人失敗する、失意の中3人が新たな挑戦へ、別な言い方をすると、新たな冒険に挑戦する物語である、その新たな冒険に海が大いに関係する…
アルフレッド・ヒッチコック監督再びで、今回は「裏窓」、足を骨折して動けない主人公、ジェームス・スチュワートが窓から向かいの家をカメラの望遠レンズでのぞき見して事件に巻き込まれてゆくという話、この映画のユニークなところは主人公は動かない、と…
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード、この二人のコンビはかつてゴールデンコンビだった、この映画「スティング」では、見事に息の合ったところを見せてくれる、この映画のコンビ大成功だ、ポール・ニューマンには「傷だらけの栄光」とか、「ハス…
この映画は長い映画だ、長いということをまず覚悟して。この映画は歴史ものというか、実在した王の生涯を描いた作品だ、全体に暗いトーン、狂気はあるが笑いはない、耽美はあるが健全さはない、ヘルムート・バーガーとロミー・シュナイダーは美しい、いくつ…
身分の高い人が,例えば、王族とか将軍とかがお忍びで俗の世界を冒険するとか旅するとかいう話は割とよくある、例えば、日本では徳川時代の八代将軍徳川吉宗、映画やドラマの「暴れん坊将軍」としてもよく知られている、海外を見てみると、ディズニー版「ア…
トム・ハンクスが若いときには、別にトム・ハンクスは好きな役者ではなかった、うまい、とも別段思っていなかった、どちらかというと、ちょっと嫌い、合わない、といった感じで若き日のトム・ハンクスの映画を観ていた、が、トム・ハンクスのことをこんなふ…
黒澤明の映画は、外国の映画人によってリメイクされることが多かった、先に紹介した「隠し砦の三悪人」しかり、前回紹介した「七人の侍」しかり、が、本日話題にする「蜘蛛巣城」はその逆のパターンとなった、黒澤明が外国の、この場合誰もが認めるイギリス…
迫力が違う、この映画は、出演者の名前が次々と出てくるオープニングから、音楽の迫力、そして、ストーリーが始まると、七人の侍の一人となる侍達、剣客の技の迫力、7人そろって村へ向かう ‘七人の侍’ の迫力、 7人のうち一人だけ侍に憧れる農民が混ざってい…
原作はアガサ・クリスティーの短編「検察側の証人」だ、「オリエント急行の殺人事件」に次いでクリスティー2回目の登場、映画としては「オリエント急行殺人事件」よりもずっと古い映画でモノクロ。 検察人、証人、という言葉からも推測できる通り、この映画…
この映画を初めて見た時、オープニング早々強大なスター・デストイヤーが画面いっぱいに現れるのを見て目を見張った、この後続く映像は映画の最後まで画面に釘付けにされたように見入っていた…‥それだけこの映画の宇宙を描いている映像がリアルで、今までに…
黒澤明監督の長編時代劇、長い映画だけれど決して退屈しない、面白い、いい映画、娯楽大作映画、黒澤明という監督は本当にストーリーテリングのツボを知り尽くしていたような映画を何本もとっている日本が誇る素晴らしい監督であると思う、いまさらいうまで…
まだ、日本に裁判員制度ができる前にこの映画はできた、ある意味、彼らはアメリカの陪審員だ、この映画は前回紹介したアメリカ映画「十二人の怒れる男」をパロディした映画、ただ、アメリカの映画は ’怒れる男‘ だったのに対して、日本版は ’優しい日本人‘ …