Kororon 映画について語るBlog

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映画 「メン・イン・ブラック」/  「メン・イン・ブラック 2」   トミー・リー・ジョーンズ    ウィル・スミス    主演

 

 

メン・イン・ブラック (字幕版)

 

発想が奇想天外すぎて、コミカルすぎて‥‥という人もいるかもしれない、が、エイリアンを扱った映画は星の数ほどあり、この映画「メン・イン・ブラック」と映画「メン・イン・ブラック 2」も地球と地球人とエイリアンを扱った映画として、筆者は痛く気にいっており、映画「メン・イン・ブラック」もいいのだが、どちらかというと筆者は、映画「メン・イン・ブラック 2」のほうが気に入っているのである。

 

まず、トミー・リー・ジョーンズがいい、トミー・リー・ジョーンズと言うと缶コーヒーボスのコマーシャルでおなじみの方も多いいと思うが、映画では地球に住むエイリアンを統括し、エイリアンから地球を守るMIBという組織(Men In Black)の腕利き捜査官を演じている、ボスのコマーシャルでは逆に地球を訪れて地球人を観察しているエイリアンを演じている。そうなのである、映画「メン・イン・ブラック」では、数多くのエイリアンたちが地球で暮らしていて、地球人と共存している、地球人に気づかれないように。仮に、エイリアンが地球で事を起こして、一般の地球人がエイリアンと接触してしまっても ”ピカッ“ と、ひと光浴びれば、目撃したことをすべて忘れてしまうという、実に便利な装置を彼らは携帯している、地球におけるエイリアンの存在を知るのはMIBのメンバーのみとなる。

 

メン・イン・ブラック2 (字幕版)

 

トミー・リー・ジョーンズがいいと書いたが、相棒となるウィル・スミスもいい、二人の掛け合いが面白い、映画「メン・イン・ブラック」では、まだ新入りの駆け出し捜査官であるのだが、「2」では、すっかり腕利きのベテラン捜査官となる、しかし「2」で、トミー・リー・ジョーンズ扮する捜査官Kが復帰すると、そのキャリアの差はやはり歴然となり、途端に、ウィル・スミス演じる捜査官Jが、第一話の映画の新米捜査官のようになってしまうところも面白くていい。

 

この映画はSFであるが、コメディ映画でもある、「2」の冒頭では、トム・クルーズ主演の大ヒット映画「ミッション・インポッシブル」シリーズの元となった、TVドラマ「スパイ大作戦」でおなじみのピーター・グレーブスがピーター・グレーブスとして登場し、なんともチープなつくりの円盤がでてきて、チープな話をするのであるが、この ”チープ“ な映像が映画「メン・イン・ブラック 2」で、事件が起きてストーリが展開していくための発端というか大きな鍵になるのである。筆者はこのピーター・グレーブスが紹介する円盤を観て、アメリカの古い古いTVドラマ「謎の円盤UFO」というSFドラマに出てくる円盤を思い浮かべた、まだ、特撮が初期の初期の頃の、本当におもちゃみたいな円盤なのである。

 

ストーリーは映画「メン・イン・ブラック」でも「2」でも、捜査官KとJが地球を救うためにラストにはエイリアンと対決するという運びになるのであるが、このエイリアンとの対決シーンは、「2」のほうに軍配を上げたいと思う。映画「メン・イン・ブラック」でも、最後にはエイリアンがその正体の全貌を現わしてくるのだが、どうも、その、全貌が、筆者には思っていたほどの迫力と驚愕を感じさせてくれなかった、実に巨大なエイリアンのはずなのであるが、観ていてどうもスケールの大きさを感じられなかった、先ほどからの表現を借りるならば、少々 ”チープ“ である、と感じてしまったのである。果たして、皆さんはどう感じるかは、実際に映画を観てほしい。

 

が、エイリアンと対決しながらも、とぼけたギャグが入ったりして面白い、捜査官KとJがエイリアン相手に使う数々の武器もいい、そんな、少しばかり漫画チックな映画である、が、面白い。SF好きな方ならば、この面白さが分かるのか、それとも、SFに興味のない方にも、通じる面白さなのか? それとも、面白さ通じない?

 

そこのところは、やはり、実際に映画を観て確かめてほしいところである。

大ヒットした、面白い!映画です。