ファンタスティックビーストのシリーズの第一作目で、この映画を観た時はまだシリーズ化されるとは知らなかった、ハリー・ポッターシリーズの生みの親、J・K・ローリングの魔法の世界が舞台だ、ハリー・ポッターの世界よりずいぶん前の話、「ハリー・ポッターと賢者の石」より数えて約70年前の話だという、ハリー・ポッターには全8作があり、どれも長い長い物語が語られるのだが、映画「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」の主人公ニュート・スキャマンダーには、特別に彼が活躍する小説としての物語があるわけではない、あるのは、彼が著者として名を冠した「Fantastic Beasts & Where to Find Them」という、ひたすら魔法の世界に生息している動物について記されている 著作があるのみ、この本はどちらかというと魔法の国の動物図鑑といったところか、もっとも動物たちのイラストや写真は全くなく、読者の想像にお任せ、という感じ。
そんな、ニュート・スキャマンダー魔法使いが、ニューヨークの町で脱走した魔法の国の生物を探し出す物語で、そこに、Muggle(マグル、人間)が絡んでくる、女性も,魔法使いだから魔女かな、も絡んでくる、また、ハリー・ポッターと同じく悪の魔法も絡んでくる、やはり同じくハリー・ポッターの世界でおなじみの魔法省も絡んでくる、など、ハリー・ポッターの世界に慣れ親しんでいる人にはもちろん、この映画で初めてJ・K・ローリングの魔法の世界に浸る人でも、見せ場は次から次へと用意され、楽しめる、面白い映画。
ハリー・ポッターのシリーズでもハリーの親友に人間(Muggle)出身の魔法使いハーマイオニが登場する、ハリー・ポッター全シリーズを通して同じくハリーの親友ロンとともに、大活躍する、この映画「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」でも、やはり人間が、魔法使いではないが、ニュートとともに大活躍する、ハリー・ポッターでもファンタスティックビーストでも純粋に魔法使いだけを登場人物としないところもおもしろい。J・K・ローリングがこの映画では脚本担当しているし。
魔法使いと魔法の世界の物語なので、ラストはもちろん魔法が威力を発揮する、が、このシーンの着想は映画「メン・イン・ブラック」と同じと感じる。あちらは何というか科学の力、こちらは魔法の力、という違いはあるけれど,そうでもしないとやはり物語のラスト、収まりがつかない。
舞台はニューヨーク、人間世界なのだが、それでもなお、J・K・ローリングの描く魔法の世界はこの映画で魅力的だ、数々登場する魔法世界の動物、獣(?)たちもユニーク、奇想天外でいい、ニュートの持っているスーツケースはステキだ、ニュートの相棒ジェイコブはラストは切ないのだが、うまい具合に落ち着くとことがうれしい、ハリー・ポッターでおなじみの魔法の世界に再び入り込めるのもいい‥‥ということで、魅力満載の映画だと思う。
この映画はシリーズ化されることが決まっている、来年第3作目が公開されるようだ、筆者はまだ第2作目「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」を見ていない、タイミングを逸したという感じ、3作目が公開されるまでには見たいと思うが、間に合うといいな。
2作目、3作目も、はじめの第一作を見なければ始まらないのでは、と思うので、まずは、「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」を見ることをお勧めする、ハリー・ポッターとはまた少し違った大人の魔法使いと魔法の国を体験してみてはいかがでしょうか?
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