昔、「エクソシスト」という悪魔祓いの映画があった、悪魔に取りつかれた少女がいて、その少女から悪魔を追い払おうとする牧師がいて、悪魔に取りつかれたリンダ・ブレア演じる、少女の演技は怪演だった、悪魔祓いでなくても、交霊術であるとか、幽霊の話であるとか、特別な能力をもった人間の話であるとか、心霊現象を操ったり、見たりする人間の話は枚挙にいとまがない。
この映画「コンスタンティン」も、要するに悪魔払いの映画だ、ただ、その悪魔祓いが、もっとモダンになって、悪魔を地獄に追い返したり、悪魔と対決するのが、教会の牧師さんではなくて、特殊な能力を持った、見たところ普通の青年である、というところが、今までの映画と違う、ただ、悪魔を追い払う人間はモダンになったのだが、実際に悪魔を追い払うために使うものは、聖水であったり、銀や金の弾丸、十字架など、旧態依然とした、お馴染みの道具であるところが面白い。
本来、悪魔払いの映画であるのでこの映画「コンスタンティン」も、全体に暗いトーン、この映画では、悪魔が頻繁に登場し、地獄を描写するシーンもしょっちゅう出てくる、映画では地獄は紅蓮の炎で彩られていて、コンスタンティンは地獄へ行く術さえも知っている。コンスタンティンだけではない、この映画では活躍する登場人物たちは、当然悪魔と対決しなければならないのだから、特殊能力を持った人ばかりだ、この映画を観ていると、世の中こんなにたくさん、霊や霊界を見たり感じたりすることのできる人はたくさんいるのか、と思わせられる。
映画全体が暗いトーンだと先に書いたが、映画のラストでは、思わず笑いだしてしまいそうな、ユーモラスなシーンもでてくる、たとえば、ラスト、コンスタンティンは誰かに向かって、中指を立てるジェスチャーをするのだが、だれに向かって、何故そんな仕草を? 映画で見てほしい、そして、スペシャルなおまけは、エンドロールが終わった後に、と、最後まで目の離せない映画なのである、本当に。
キアヌ・リーブスは数々の映画に出演しているが、若き日に、「コンスタンティン」と同じく、地獄を訪れることになった主人公を演じている「ビルとテッドの地獄旅行」なんていう映画にも出演している、この映画はタイムマシンで時空を超えて旅をする「ビルとテッドの大冒険」の続編であり、さらに、2020年、本当にごく最近、“ビルとテッド” シリーズの第三作目を公開している。この三作目「ビルとテッドの時空旅行」は残念ながら見ていない。
アメリカという国は、実写になって映画化されるコミックが多い、あまりにも有名な、「バットマン」、「スーパーマン」、「スパイダーマン」しかり、今や、缶コーヒーBossのCMで有名になったトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス主演の「メン・イン・ブラック」‥‥など、おなじみの映画ばかり、まだまだ、数え上げればきりがないほど、そして、映画「コンスタンティン」も原作はアメリカン・コミックだ。日本の場合、ヒットしたコミックはアニメ映画にはなるけれど、なかなか実写、というのは聞かないし、すぐには思いつかないが。
最初に見た時にはもっと明るい映画、というイメージがあったが、案外暗い映画だった、が、全体暗いイメージの映画でもストーリの運びは面白い、モダン悪魔払いのキアヌ、案外、はまっている役柄かもしれない…と筆者は思うのですが、さて、どうでしょうか? 映画を観てみてね!
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