Kororon 映画について語るBlog

映画を語りつくす blog ☆ いい映画も、残念な映画も、好きな映画に、無理(?) な映画も、時に、ドラマも

バック・トゥ・ザ・フューチャー  マイケル・J・フォックス  主演

バック・トゥ・ザ・フューチャー (字幕版)

 

H・G・ウェルズの小説「タイムマシン」を皮切りに、タイムマシンをテーマにした小説や映画は数限りなく作られた、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」もそんなタイムトラベルが或る意味、軸になった映画の一つであるのだが、この映画で描かれるタイムトラベルは少し違う、どこが違うのかと言われば、こんなところが違うんじゃないの、と言ってみる。

 

まず、タイムマシンで時間をさかのぼり過去の世界へタイムトラベルした場合の鉄則としては、過去の出来事をいじくって、未来を、別の言葉で言うと、歴史を変えてはいけない、というのが鉄則なのだ、というのがSFファンとしての理解であった、実際、未来を変えてしまう羽目になって悲劇に見舞われるプロットのSF小説はいくつもある、この映画でも、未来の自分の存在自体を抹殺してしまいそうな事件を引き起こし、なんとかそれを食い止めようと、主人公マーティは奮闘する。が、監督のロバート・ゼメキスはちょっとしたサプライズと、優しさをもってこのルール―を破る、それは映画のラストでわかるのだが、ルールを破ったからと言ってけしからん、と観客に言わせるのではなく、ラストを見て観客をハッピーな気持ちにさせるところがゼメキス監督の腕の見せ所であった。

 

 

         バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 (字幕版)

 

 

この映画には数々の見どころがある、過去にさかのぼってそこで起きるエピソード、秀逸、マーティが生活していた時代とタイムトラベルしてしまった時代の様々なギャップ

 の面白さ、秀逸、タイムトラベルを可能にしたタイムマシンのユニークさ、デロリアンと言って車であるところ、秀逸、そしてこのタイトルである「バック・トゥ・ザ・フューチャー」するための、クライマックス、秀逸‥‥と、どこをとっても、文句のつけようがなく面白い映画なのである、本当に。

 

主役のマイケル・J・フォックスはこの頃「ファミリー・タイズ」というシットコム(situation comedy)に出演していてそこでやはり高校生を演じていた、このシットコムでは秀才のキートン家の長男アレックスという役どころで、このシットコムも面白く、テレビ東京で放送されていた。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と言い「ファミリー・タイズ」といい、高校生を演じるのがうまかったな、というこの頃の感想。

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、タイムトラベルの結果マーティは自分と同じ高校生の頃の両親と出会う、ものすごく時を超えた過去へのタイムトラベルではないところが、また、ゼメキス監督の秀逸なところ。以前、筆者はタイムマシンでタイムトラベルできるならどこの時点に戻りたいですか、と聞かれたことがある、その時の筆者の答えは、戦国時代にタイムトラベルして、何故、明智光秀織田信長を裏切ったのか本当の理由が知りたい、歴史上の人物で織田信長が一番好きだから、というものだった、やっぱり、ふつう問われれば、大きく時代をさかのぼったタイムトラベルが頭に浮かぶ。

 

タイムトラベルのSFでは、どの時代に、どの時に、トラベルするかで数限りないストーリーが展開できる、「バック・トゥ・ザ!・フューチャー」にも続編ができて、全部で3作ある、2作目、3作目も面白い、ぜひ、3作全部見てほしい!!!

 

 

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 (字幕版)

 

バック・トゥ・ザ・フューチャーマイケル・J・フォックス