Kororon 映画について語るBlog

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父の思い出

今週のお題「お父さん」

 

人間、だれもが、様々なことに夢中になる、はたから見ると、何故、この人はそんなことに夢中になっているのか理解に苦しむこともあるだろう、本人だけが一人夢中になって悦に入っている、ということだってよくあることだ。今振り返ってみると、父も様々のことに夢中になっていたと思う、中には、家族からは、特に、母からは理解されずに、いい加減にしてほしい、とか、また、こんなもの買ってきて、とか、言われていたこともあった、と記憶している。私にも何故父が夢中になっているのかよくわからないものもあったが、父の思い出を振り返る、という意味でも思い出せる限りのことを書きしるしてみたいと思う。

 

父は庭いじりが好きで、植物を育てることが好きだった、アマリリス月下美人など様々な植物を育てていたが、その中にサボテンもあった、そのサボテンの中にアロエというものがあり、小さいときには我が家にはずいぶん大きいアロエの鉢がいくつもあったような気がする、今でも実際そうだと思うのだが、アロエは体にいい、と父は言って、アロエを食していた、父がどのように食していたかは覚えていないが、父から影響を受けて自分から言い出したのか、はたまた、父に強制されたのか、これも今となっては定かではないが、とにかく、私もアロエを食べていた。

どう食べていたのか、まずは、アロエの一部を切り取る、次に、それをみじん切りのように細かくきざむ、そして、オブラードに包んで、水で一気にのどに流し込む、だった、オブラードでくるまないことには苦くてとても飲めたものではない、と子供心に感じたていた。

ある日、育てていた福寿草の鉢がなくなっていることに父は気づいた、何故、福寿草の鉢がないのか、どこに行ったのか、家族のだれにもわからなかったが、父は、母が父の知らぬ間に処分してしまったんだろう、と怒ったように言っていたが、真相はわからない。

 

父はまた、物を収集することに夢中だった、切手、コインは言うに及ばず、中にはあきれるようなものを集めてとっておくという癖があった。例えば、風邪などを引いて具合が悪くなり病院に行けば、たいていは、診察の後に薬を処方してくれる、その薬を入れてくれる袋、きれいにしわを伸ばしてあって、何枚も重ねて、しまってあるのを発見したときは、思わず、何これ!なんで捨てないの!と叫んでしまった覚えがある、父はいろいろ言って抵抗していたが、その後、その薬袋がどうなったのかは記憶にはない、捨てられちゃったかな。

 

こんなこともあった、ある日、四方に足の着いた立派な将棋盤が我が家に届いた、どうやら父が購入したみたいだ、割と値段は張ったみたいだ、これから本格的に将棋に打ち込むのか、と思っていたけれど、この将棋盤が使われているところは、ついに一度も見たことがなく、結局一度も使われたことはなかった。何故買ったのか?やはり、理由はわからずじまいだった、単なる、コレクションの一つとして購入したのかな、それが一番可能性が高い。

 

庭いじりに、収集に、釣りに、ゲートボールにと様々なことに父は夢中になってきたと思う。そして、この様々なものを集めることに夢中になるというのは、もしかしたら、我が家の血筋ではないか、と思い始めている、というのも、自分ことを振り返ると、集めているよ、いろいろなものを、特にお気に入りになったものに関しては、集めに集めて、しかも、古くなってもなかなか捨てられない、だから、部屋にも、家中にも、物があふれている、という状態、常に、毎日、何かを片付けている、困ったものだ、本当に!

父の日が近づいてきた本日、久しぶりに”父“の思い出を振り返ってみた。

 

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           ↑ アロエの鉢植え