Kororon 映画について語るBlog

映画を語りつくす blog ☆ いい映画も、残念な映画も、好きな映画に、無理(?) な映画も、時に、ドラマも

“カサ”は“カサ”でも “カサ“ ちがい

 今週のお題「傘」

 

朝から時折降り続いていた雨も上がったようだ、、今日の雨は優しかった、雨もいろいろな顔を持つ、もちろん、優しい雨ばかりではない。日の光がさして青空だっていうのに、人間をからかうかのように降ってくるお天気雨、傘なんて必要ない、濡れているのか濡れていないのかはっきりしないような霧雨、駅に降りったて傘を忘れたことに気づいたら、タクシーに乗るか、傘を持ってきてもらうか、コンビニでビニール傘を買うか、意を決してずぶぬれになって帰るか、などの選択を迫られる土砂降りの雨、猛り狂って、私たちの生活に甚大な被害を及ぼす台風、もちろん必要とされる恵の雨、なんていうのもある。

 

ベトナムで、フエという町をさんざん散策して観光して、買い物もした、さあ、ホテルに戻る時間だ。次の観光地に行くための出発時間も迫っている、ガイドさんも待っているだろう、ちょうどそんな時に始まった、日本ではちょっとお目にかかれないような土砂降りの雨、スコールというやつが。たちまち、道路のあちらこちらに水たまりができ、坂道の端を急流の川が流れ下るように雨水が流れ出し、立ちすくんだ、ホテルに戻らなくてはいけない、出発の時間は迫っている、意を決して、音をたてて降る土砂降りの雨の中、ホテルまで走っていった。

道路に人影はない、もちろん傘はさしていた、が、打ちつける雨の強さは、自分が傘をさしているのかどうかさえ分からなくさせてしまうようだった。

 

そんなスコールの中を走りに走ってホテルに到着、階段を部屋へ駆けあがり、ここからはちょっと驚くようなスピードで、ずぶ濡れの服を着替え、パッキング済みのトランクにびしょ濡れの服、傘、手持ちの荷物を詰め込み、身支度を整え、まるで何事もなかったかのようにロビーに降りて行った、我ながらこの時のスピードは褒めてもらえると思う。そして、この時ほど、雨の日の傘の頼りなさを感じたことはなかった。

 

ベトナムで雨傘の頼りなさを痛感したが、一方、日差しがカンカン照るような日には実に心強い“カサに出会った、但し、カサはカサでもカサ違いの、”笠“なんだけれどね、それは、ベトナムといえばすぐにイメージできる三角のとんがり帽子、ノンラーという編み笠。

 

アオザイと並んでこの三角のとんがり帽子はベトナムの伝統衣装だ、だが、この三角帽子のノンラーを自分でかぶる機会が来るとは思っていなかった、それほど大げさなことでもないんだけれど、メコン川の川下りツアーというか、ジャングルクルーズみたいな観光があって、それに参加することにしたんだ、小舟でクルーズしたんだけれど、船に乗るときにこの三角帽子をかぶせられた、クルーズそのものも楽しかったけれど、この時この三角帽子が気に入ってしまった。街のあちこちで売っていたけれど、結局、帰国する際、空港でまた見つけて買った。

 

この三角帽子は今でも部屋の一角に置かれているけれど、一度だけ、この“笠”をかぶって、草を刈ったことがあった、日が強く照る暑い日だったのでノンラーは実によく仕事をして、強い日差しから守ってくれた、ただ、近所でノンラーを普段かぶる人誰もいないので、ちょっと恥ずかしいなあ…‥、と思った。

 

ベトナムで”傘“の頼りなさと”笠“の頼もしさを感じた、日本の”カサ“はどうだろう?街にはさまざまな傘があふれているけれど、普段の生活の中では、”笠“をかぶる機会というのは、めったにないようだね、日本の“笠”にも頑張ってほしいな。

 

 

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日本のアジロ笠、一番ベトナムのノンラーに似ている

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