青々としたリンゴ。
つるつるとした手触り。
甘い香り。
くるくると皮をむくと、
隠れていた黄色の実。
まるまるとした黄色いリンゴ。
一口かじると、みずみずしい果汁がほとばしり、
甘いリンゴが口いっぱいに広がる。
パクパクとむしゃむしゃと、
まるまるとしたリンゴが
ほそぼそとしたリンゴの芯になるまで。
甘酸っぱい幸せ。
ほそぼそとしたリンゴの芯は
も一つの顔を持つ、ペルソナ。
甘い甘い砂糖という協力者が
まるいまるいリンゴを
リンゴの砂糖漬け、に変身させてくれる。
少し気取って、オシャレをすると
アップルグラッセ、と呼んでもらえる。
そして、さらにさらに濃厚なチョコレートをまとうと、
どうどうたるチョコレート菓子。
ああ、甘い幸せ。
(リンゴをチョコレートでコーティングしたアップルグラッセ。
Mary's または、モロゾフ。)
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