Kororon 映画について語るBlog

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クリント・イーストウッドのこと 「人生の特等席」     Trouble with the Curve

 先日、ずいぶん前に録画してそのままになっていた「人生の特等席」という映画を見た、クリント・イーストウッド主演。クリント・イーストウッドはあまりにも有名なので映画好きで彼を知らない人はいないと思えるほどで、もっとも、今ではだいぶ高齢になっていると思う、「人生の特等席」はいい映画だった。

野球のスカウトマンの話で、クリント・イーストウッドは超ベテランのスカウトマンを演じている、映画の原題は”Trouble with the Curve“といい、日本語で言うと”カーブに問題あり“とでも言ったらいいかな、原題のほうが映画の内容にはやっぱりぴったりくる、と感じるけど、邦題は老スカウトマンとその娘の関係に焦点を当てた命名ともいえる。別に野球好きでなくても、この映画の良さはわかるし、ストーリーを理解するのに何の問題もない。

イーストウッドが若いときに主演した映画、こちらも有名な「夕日のガンマン」・「続・夕日のガンマン」も面白い、映画の内容だけではなくてタイトルも、特に「続・夕日のガンマン」は英語で”The Good, the Bad and the Ugly”で、訳すと”いい奴、悪い奴、汚い奴“とでもいうか、原題を知った時は面白いと思った、それに、原題のほうが気がきいてるな、と。そして、イーストウッドの映画で外せないのはやっぱりダーティハリーのシリーズだ、ハリー・キャラハン警部の活躍する全5作のシリーズは絶対面白い!と思っている。

 

そんな数々の主演作品でヒットを飛ばしているイーストウッドだが、変わったキャリアの持ち主でもある、カリフォルニア州のカーメルという町の市長をしていたこともある、カーメルの市長になった時には、もう、俳優は引退して政界に乗り出すのかな、もう映画には出ないんだ、なんて思ったけれど、政界などにはいかず、市長の任期が終わったらまた映画界に戻ってきた、ファンとしては喜ばしいことだった。

 

そんなクリント・イーストウッドが映画の監督もやった、全部ではないけれどイーストウッドの監督した映画はずいぶん見ている、そして、毎回思うことは,はずさないなあ、さすが、イーストウッド、どの作品を見ても、楽しめるし、面白いし、感動する‥‥ほめすぎかしら、でも、巨匠だね、やっぱり!

 

今日もBSで「ハート・ブレイク・リッジ」という、イーストウッド監督の映画が放映された、まだ見たことのない映画だったので録画した、戦争映画のようだ。イーストウッドが監督した戦争映画で、いいな、と思ったのは「硫黄島からの手紙」。日本軍のメインキャストは渡辺謙だったけれど、あの’嵐‘の二宮君も割と重要な役回りで出演していた、役柄当然だけど丸坊主だった。もう一つの作品「父親たちの星条旗」という映画とペアリングで日本とアメリカの両方からの視点で硫黄島での戦争を描いた、当時、そんな発想がユニークに感じられた、

クリント・イーストウッドという監督の才能を感じさせる着眼点の一つ、と思えた。ただ、残念ながら「父親たちの星条旗」はまだ見ていません、イーストウッドの才能のユニークさを半分見ていないということかな、もったいない。

 

「ハート・ブレイク・リッジ」も無事に録画できた、なので、今夜はクリント・イーストウッドの映画を楽しみながら、明日の記事のネタでも考えようか。

 

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