Kororon 映画について語るBlog

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映画  ウエスト・サイド物語    ナタリー・ウッド 主演     ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンズ 監督

ウエスト・サイド物語(字幕版)

 

ロミオとジュリエットはご存じではないか。イギリスの劇作家、シェイスクピアの戯曲だ、一つの町に対立する二つの有力者の家庭があり、それぞれに息子と娘がいる、敵対していがみ合っている両家の息子と娘が恋に落ち‥‥そして、悲劇で幕を閉じる。この映画が公開された当時は、現代のロミオとジュリエットの物語なんて言われていた。

 

そんな悲劇の古典をベースにしたこの映画はミュージカルであり、物語のあらゆる場面に歌とダンスがちりばめられている。劇中で歌われる歌、踊られるダンス、それらが実に素晴らしい、この歌やダンスが始まるとストーリーのことはしばし忘れて、圧倒的なパフォーマンスに引き込まれる。

 

筆者がこの映画を観て、まず衝撃を受けたのはこの映画の主演の一人、ジョージ・チャキリスという役者、兼、ダンサーのパフォーマンス。現在はもう85歳という、かなり年を召されているが健在だ。ウエスト・サイド物語では対立する2つの不良グループの内のシャーク団というグループのリーダーと言う役回り。この、ジョージ・チャキリスが映画の中で見せたポーズ! 赤いシャツを着て、宣伝ポスターと同じポーズを決めた。両手を挙げて、片足を高く、まっすぐに突き上げ、もう一方の足で舞う。”クール!”だと感動した。

 

また、映画の冒頭、シャーク団と対立するジェット団のメンバーが鳴らす指の音、こちらもいきなり”クール!”、と観ている観客を画面に引き込む。引き込まれてしまえば、先に書いたジョージ・チャキリスのダンスを始め、次から次へと、目を見張り、圧倒されてしまうダンスや歌の数々が映画全編に溢れていた。

 

少々話は脱線するが、、ジョージ・チャキリスの高く上がる足に感動した筆者。ところが、チャキリスだけではない。また一人、尋常ではないダンサーに出会った。熊川哲也、今はもう、自分のバレエカンパニーで振り付け専門にやっていて、ほとんど舞台に立つことはないが、現役の時はすごかった、足のあがる高さもそうだが、熊川の驚異的なジャンプとパフォーマンスに魅せられた。

 

女性ダンサーでもいる。シルヴィ・ヴィエムというダンサー、すでに引退してしまったが、バレエ「眠れる森の美女」で彼女が演じるオーロラ姫は圧巻と感じる。オーロラ姫が求婚に来た王子たちにあいさつをするシーンがある。その時、オーロラ姫のヴィエムはほとんど体が一直線になるくらいに足を垂直に揚げて、トウシューズをはいた片方の足で立ち、一人ひとり王子の手を取ってあいさつし、そのままくるりと一周、これを三回繰り返し、そのポーズは最後まで美しく、目を見張るほど。

 

 

では、再び映画の話を。ジェット団が ‘クール’という曲に合わせて踊るパフォーマンスが劇中にある。こちらも、タイトル通りにクールだ、この映画の中では一番好きなダンス。映画の「ウエスト・サイド物語」に魅了された筆者は、舞台で公演されたミュージカルの「ウエスト・サイド物語」にも惹きつけられた。舞台で、生で見るダンス、歌のパフォーマンスも迫力があり、舞台の「ウエスト・サイド物語」も楽しんだ筆者。

 

登場人物・時代設定、状況設定などはもちろん違うが、シェイスクピアのロミオとジュリエット、歌とダンスが加わって、現代によみがえったというところか。ダンスの素晴らしさは 一目瞭然 、歌のすばらしさは 一”聴”瞭然 かしら。ぜひ、この映画で彼らのダンスを観て歌声を聞いてほしい。

 

本日はミュージカルの紹介、ミュージカルはどうも、と首をかしげてしまう人もこの機会にぜひミュージカルの良さにも浸ってみてはいかがでしょうか。

 

 

                      テンションあがるミュージカル曲

 

 

 

 

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