Kororon 映画について語るBlog

映画を語りつくす blog ☆ いい映画も、残念な映画も、好きな映画に、無理(?) な映画も、時に、ドラマも

ウエスト・サイド物語    ナタリー・ウッド 主演

ウエスト・サイド物語(字幕版)ロミオとジュリエットはご存じだろうか?そう、イギリスの劇作家、シェイスクピアの戯曲だ、一つの町に対立する二つの有力者の家庭があり、それぞれに息子と娘がいる、敵対していがみ合っている両家の息子と娘が恋に落ち‥‥そして、破滅的な悲劇で幕を閉じる。この映画が公開された当時は、現代のロミオとジュリエットの物語なんて言われていた。

 

それはさておき、この映画はミュージカルだ、ミュージカルだから物語が進行している途中で、出演者たちが突如、歌を歌い始めたり、ダンスを踊り始めたりする。ミュージカルはちょっとダメ、ついていけない、という人もいる、そういう人は、この進行中の物語を遮るかのように突然始まる歌やダンスに拒絶反応を起こすようだ。

が、この映画において、突然挿入される歌やダンスは実に素晴らしい、この歌やダンスが始まるとストーリーのことはしばし忘れて、圧倒的な歌やダンスに引き込まれる、なので、ミュージカルの好きな人はもちろん問題ない、ミュージカルは苦手、という人にも「ウエスト・サイド物語」はぜひ見てもらいたい映画、とおススメする。

 

歌はひとまず置いておこう、まず、ダンス、この映画の主演の一人に、ジョージ・チャキリスという役者がいる、現在はもう85歳という、かなり年を召されているが健在だ。ウエスト・サイド物語ではジェット団とシャーク団という二つの不良グループが一つ街で対立していて、ジョージ・チャキリスはシャーク団のリーダー、美しい妹が一人いる。この、ジョージ・チャキリスが映画の宣伝ポスターに登場するのだが、そのポスターの構図はシャーク団のメンバー二人を従えて飛んでいるダンスのポーズだ。両手を挙げて、片足を高く上げて突き出し、もう一方の足で飛んでいるようなポーズ、3人とも同じポーズだ。

 

ポスターでこのポーズを見た時、映画でジョージ・チャキリスのダンスを見た時、まっすぐ高く上がった足がスゴイ、と思った、自分でマネして足を揚げてみようとしたけれど、無理、まずあんなに高く足は上がらないし、まっすぐに足を延ばして、高く、高くその足を揚げる、なんていうことが、土台、人間業ではないだろう、とその時思った。

 

が、後日、ジョージ・チャキリスと同じように、人間業ではないことができる人たちのいることが分かった、バレエ・ダンサーといわれる人たちだが、その中でも、この映画でのジョージ・チャキリスの高く上がる足に勝るとも劣らないくらい高く足を揚げるバレエ・ダンサーはこの二人だ、と、思った。一人は、熊川哲也、今はもう、自分のバレエカンパニーで振り付け専門にやっていて、ほとんど舞台に立つことはないが、現役の時はすごかった、足のあがる高さもそうだが、熊川のジャンプの高さにいつも驚嘆させられていた。もう一度、生で彼の舞が見たい!と強く思うのだが、実現しそうもないかな、以前はたまに舞台に立つ公演もあったが、あっという間にチケット売り切れてしまうし。

 

もう一人は、シルヴィ・ヴィエムというダンサー、すでに引退してしまったが、「眠れる森の美女」という演目があるんだが、その中でオーロラ姫が求婚に来た王子たちのあいさつをするシーンがある、その時、オーロラ姫のヴィエムはほとんど体が一直線になるくらいに足を揚げて、トウシューズをはいた片方の足で立ち、一人ひとり王子の手を取ってあいさつし、そのままくるりと一周、これを三回繰り返した、目を見張って、すごい、と思った時。

 

 

ジョージ・チャキリスだけではない、ジェット団が ‘クール’という曲に合わせて踊るパフォーマンスもタイトル通りにクールだ、この映画の中では一番好きなダンス。ウエスト・サイド物語はクルーな音楽とダンスパフォーマンスに満ちた映画だ。実は、映画だけでなく舞台で公演された実際のミュージカルのウエスト・サイド物語も見たことがある。このジェット団による ’クール‘ のダンスパフォーマンスが挿入されるタイミングが違っていたが、映画に負けず劣らずクールな舞台だった。

 

おいておいたストリーだが、登場人物・時代設定、状況設定などはもちろん違うが、シェイスクピアのロミオとジュリエットがわかっていればOKロミオとジュリエットの物語を知らなくてももちろん楽しめる、もう一つ、おいておいた歌の方は、映画を見てその歌声を聞いてもらえばその素晴らしさは 一目瞭然 ならぬ “一聴”瞭然 というところか、ぜひ、彼らの歌声を聞いてほしい。

                      テンションあがるミュージカル曲

本日はミュージカルの紹介、ミュージカルはどうも、と首をかしげていた人もこの機会にぜひミュージカルの良さにも浸ってみてはいかがでしょうか。