Kororon 映画について語るBlog

映画を語りつくす blog ☆ いい映画も、残念な映画も、好きな映画に、無理(?) な映画も、時に、ドラマも

ショーシャンクの空に   ティム・ロビンス 主演 : 悪くないけれど残念な映画

 

今週のお題「最近見た映画」

 

 

ショーシャンクの空に(字幕版)

冤罪を題材にした映画、無実の罪で警察に追われる、刑務所に入れられる、という映画は割とあるのかもしれない、有名なのはTVシリーズのリメイクで、ハリソン・フォード主演の「逃亡者」、映画「逃亡者」では、ハリソン・フォードは警察に捕まることなく、真犯人を追い詰めていくというストーリーだ、が、今回紹介する映画「ショーシャンクの空に」では、無実の罪で刑務所に入れられてしまった、ティム・ロビンス演じるアンディ、そして映画では、ずっと、アンディの刑務所内での生活、人間関係、そこで起こる事件、等を映画全般で描きつつ、最後のクライマックスへと進んでいく。

 

逃亡者 (字幕版)

 

また、刑務所を舞台にした映画、というのもわりとあったりして、例えば、このブログでも紹介したことのあるトム・ハンクス主演の「グリーンマイル」、また、「ショーシャンクの空に」で主人公を演じたティム・ロビンス自身が監督した「デッドマン・ウォーキング」という、死刑と死刑囚をテーマにしたすごい映画がある、何がスゴイのかって、それはまたの機会に、また、クリント・イーストウッド主演「アルカトラズからの脱出」であるとか、さらに古い映画ではポール・ニューマン主演の「暴力脱獄」であるとか、いろいろある、他にももちろんあると思うが。

 

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          暴力脱獄 (字幕版)

              ↑  映画 「暴力脱獄」

 

そんな映画の中で「ショーシャンクの空に」は2時間以上にわたって、ひたすらショーシャンク刑務所の中でのティム・ロビンス演じるアンディをはじめとする囚人たちの生活、囚人たちの人間模様、囚人たちに起こる出来事を延々と描き続ける、それはそれで、決して悪くないし、興味深いのだが、何しろ長い、2時間近くある、観ている観客としては、やっぱり少しばかり退屈してしまうんだ、思うに、ここらへんが、この映画、批評家からは高く評価されているらしいが、興行的に成功しなかった所以ではないか、と考える。

 

古い映画だが、今は亡きスティーブ・マックイーンの映画に「ゲッタ・ウェイ」という映画がある、後にハリウッドではリメイクされたようだが、スティーブ・マックイーンが後の彼の奥さんになるアリー・マッグローと共演した映画だ、筆者は「ショーシャンクの空に」という映画を観るときには、上に挙げた刑務所舞台の映画のどれよりも、この「ゲッタ・ウェイ」という映画を思い出してしまう、それは何故か、どこかが共通しているんだ、この二つの映画は、それはどこか?もちろん、いつも通りでそれは言えない、二つの映画を見比べて、自分で確認してみよう、なるほどなあ、と思ってくれるか否か。

 

 

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ショーシャンクの空に」の原作は、ホラー小説で有名なスティーブン・キング、彼の「塀の中のリタヘイワース」という小説をもとにしている、リタ・ヘイワースというのはアメリカの女優だが、筆者は彼女の出演している映画は一本も見たことがない、あの有名なオーソン・ウェルズが彼女の2番目の夫だという、なので、ずいぶん昔に活躍した女優さんであると思う。そんな女優が何で刑務所映画にでてくるのか、と思うかもしれない、なんで、こんなタイトルにしたんだ、スティーブン・キングは、と思うかもしれない、この女優の映画での登場の仕方も、なぜ彼女が小説のタイトルになったのかも、やっぱり、映画を観てその理由を確かめてほしい。

 

上記のようなことに気づきながら、確認しながら、この映画を観るのもまた楽しい、何よりもラストがとてもいいのだ、とてもいい! が、筆者は残念ながら感じてしまった、ちょっとした退屈感を、なので、余韻の残るいいラストの映画なのだが、 ”悪くないけれど残念な映画” としようと思う。