Kororon 映画について語るBlog

映画を語りつくす blog ☆ いい映画も、残念な映画も、好きな映画に、無理(?) な映画も、時に、ドラマも

粋な街の、粋な店!

 

今週のお題「好きなお店」

   それは横浜にあるスペイン料理の店、駅から歩いて15分ほど、パエリヤの味が恋しくなったころ、訪ねては舌鼓を打つ。店内の壁には、様々なスペインの装飾品が飾られ、スペインの雰囲気がたっぷり漂う、落ち着いた異空間。

 この店を知ったのは、もうずいぶん昔のこと、そんなに以前からあるお店。以前は大きなデパートの一角に店を構えていて、何度もそこに通って、スペイン料理を堪能したが、ある日、このデパート内のお店が閉店してしまい、ああ、もうこのお店のスペイン料理は味わえないのかしら‥‥と、残念に思っていたのだが、現在の地にあるお店が本店というようなことを聞き、とにもかくにも、これからも、このスペイン料理を味わい続けることができるんだ、と喜んだ記憶がある。

毎回行くたびに必ず注文する料理、というもがある、それは、ニンニクスープと魚介のパエリヤ。ニンニクスープは大きなボールのような器に入れられていて、特に、寒い冬には最適の一品。魚介のパエリヤにはムール貝や大きなエビがどんと鎮座していて、ウエイターが各皿に、パエリヤを取り分けてくれる、一通り盛り付け終わると、おこげをガリガリこそげ落としてくれる、パエリヤはこのおこげもすこぶる美味。

お酒はいろいろ、シャンパンもスパークリングワインもワインも、サングリアも、よくサングリアを注文する、サングリアは陶器の壺でサーブされる、いい感じ。ボトルならスペインだからCAVAも美味しい。お酒は、お酒そのものも素晴らしいのだが、このお店の料理の味をさらに引き立たせ、より一層食事を楽しくして、客をこの店のスペインの雰囲気の中に沈めてくれる、こんな時、心はもうスペイン。

最後の締めはデザートとエスプレッソで。デザートの種類はそれほど多くはない、たいていはクレームブリュレを注文する。パリパリカリッとした表面をスプーンでたたいて割りながら、その下にあるカスタードクリームをすくって舌鼓。最後の飲み物はコーヒー、紅茶よりもエスプレッソがお好み、飲み終わった後に残る甘い砂糖を最後に味わうのが大好き。

ゆっくりくつろいだ後は、心地よい風に吹かれながら駅まで、ほろ酔い気分で歩くのがいつものパターン。

美味しいスペイン料理に出会うっていうのも、なかなか大変なんですが、出会った後はいつまでも、いつまでも贔屓にできる、お気に入り。