Kororon 映画について語るBlog

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映画 忌まわしき花嫁      ベネディクト・カンバーバッチ/   マーティン・フリーマン  主演   : 悪くないけれど残念な映画  

 

 

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(字幕版)

 

 

幽霊話である、花嫁の幽霊、現代のシャーロック・ホームズの物語としてはいささか、陳腐な話になってしまいそうな事件なのだが、原作の19世紀ヴィクトリア時代を生きるシャーロック・ホームズの物語としては、立派に信ぴょう性を漂わせ、若干おどろおどろしい雰囲気の中、お馴染みのインバネスコートとディアストーカーに身を包んだ、ホームズと英国紳士然としたワトスンが活躍する、前回紹介したBBCの人気TVドラマシリーズ「シャーロック」の特別編、「忌まわしき花嫁」が、本日語ろうという映画。

 

こちらの方が、プロットはともかく、時代設定としてはドイル原作のホームズ物語に忠実であるのだが、現代版「シャーロック」の特別編だけあって、やっぱり、シリーズを観ていた方が楽しめる、現代のレギュラー登場人物たちが19世紀が舞台の物語で、つまり、原作に忠実な時代設定の中で、どんな風に描かれていて、どんなふうに演技するのかを見る、という楽しみがあるのだ、現代と19世紀の比較、これは案外、「シャーロック」ファンにとってはたまらなく楽しい、この映画の観方である。

 

また、映画の最後のほうでは、やっぱりシリーズを観ていてよかった、観ていないとちょっと残念なことになるというストーリー展開をしている、事件を解決してそこで、めでたし、めでたし、で終わらせないところが、単に時代設定を19世紀にしただけの物語ではない、サプライズというかひねりがある、なので、この映画だけを単独で見るのも悪くはないが、シリーズをちゃんと観てから、この映画を観ることが断然おすすめ。

 

SHERLOCK/シャーロック シーズン3 Vol.2(字幕版)

 

逆に言うと、現代の「シャーロック」と19世紀のホームズ物語を、又、レギュラー登場人物たちを比べられる知識がないと、この映画は楽しめない、ということか、「シャーロック」のファンとして正直に言うと、そうである。19世紀ということもあって、現代とはスピード感が違う、ストーリー自体も、若干、時代がかっている、幽霊話だけでは観客を最後まで引っ張っていくのに力不足と感じたか、プロットに当時の時事問題というか、社会問題を絡ませている、ここら辺、少し、鼻につく、というか、ミステリーとして興ざめする。

 

やはり、この作品は「シャーロック」のコアなファンのための映画であり、筆者のようなディープなファンにとっては、実にいい映画なのである、コアなファンであるからこそ、この映画のトリックが「シャーロック」シーズン2の第3話「ライヘンバッハ・ヒーロー」のトリックと同じであるとか、重箱の隅をつつくようなことに気が付いて、一人愉快、悦に入るのである。

 

TVドラマ「シャーロック」の特別編はこれだけかと思う方も多いのではないかと察するが、もう一つ、とても短いストーリ「Many Happy Christmas」というミニ特別編が、シーズン2とシーズン3の間に放送されている、このミニ特別編もなかなか悪くない特別編であり、やっぱり、「シャーロック」のコアなファンにとっては、たまらなく嬉しく、たまらなく楽しい、特別編なのである、本当に、本当に、短いのだけれど。

 

SHERLOCK/シャーロック シーズン2 Vol.2(吹替版)

 

結局、と筆者は思う、シリーズ物の番外編であるとか、特別編というのは、単独で見てもそれなりにいいのかもしれないが、シリーズを “きちんと” 観ていて、それから見るとき、観ている観客にとってはその作品をだれがどれほど酷評しようとも、素晴らしい、いい作品になるのである、と。筆者は、別段、「忌まわしき花嫁」を酷評してはいないです、念のために。

 

筆者のようなコアな「シャーロック」ファンにとっては、なんともいい映画なのですが、それほど熱心な「シャーロック」ファンではない人にとっては、どうもなあ、とか、物足りないなあ、と感じるところもあるかもしれない、ということで、残念ながら、映画「忌まわしき花嫁」は、悪くないけれど残念な映画、としようと思う。

 

 

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