Kororon 映画について語るBlog

映画を語りつくす blog ☆ いい映画も、残念な映画も、好きな映画に、無理(?) な映画も、時に、ドラマも

TVドラマ  シャーロック   ベネディクト・カンバーバッチ/ マーティン・フリーマン 主演

SHERLOCK/シャーロック シーズン1 Vol.1(字幕版)

 

初めてこのドラマをみた時、現代版ホームズのシャーロックがスマホを使って事件を追っていく様子、スマホのテキストの映像のあらわし方、犯人のタクシーを追ってロンドン中を走り回る様子、現代版ワトソンであるジョンとのやり取り、ジョンの射撃の腕前、ラストなどなど、このドラマのあらゆることが新鮮で、今までとは全く異なるシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソンを見せられて、たちまちこのTVドラマ「シャーロック」の虜となる、このシリーズ第一話は、その名も、原作の「緋色の研究」(A Study in Scarlet )をもとにした、「ピンク色の研究」(A Study in Pink)。

 

ドラマはシリーズ化され、現在シーズン4まであり、ファンとしてはシーズン5を是非、是非、観たいと思うのだが、いまだ、シーズン5が作られる、という話もうわさも耳にしない、とても残念。このTVドラマ「シャーロック」がこれほどまでに世界中でヒットして、人気があるのにはもちろん様々な理由があって、様々な人によってその理由は語られている、なので、それらをいまさら繰り返すことはしないが、筆者は筆者なりに、この大好きなTVドラマ「シャーロック」がなぜこんなに人気があるのか、と考えてみた。

 

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まず、キャスティングがよかったのではないか、ベネディイクト・カンバーバッチ演じるシャーロックは、原作のホームズのみならず、それまで映画化やTVドラマ化されてきた、どのホームズよりも、エキセントリックで、ドラマでいうところの ”高機能社会不適合者“ を演じている、ジョン・H・ワトソンに対してもかなり無理なことをいったり、或る意味、めちゃくちゃじゃない、と思わせるような態度をとったりするのだが、コナン・ドイルの生み出したホームズとのギャップを感じながらも、このTVドラマのホームズが、現代のロンドンにピッタリ馴染んで、違和感なく受け入れられる、いや、馴染ませて、視聴者に受け入れさせた製作者たちの手腕に感心する。

 

マーティン・フリーマン演じる、ジョンもすっかり現代風、何しろ、シリーズ全体を通して、ジョンは良くシャーロックを殴る、そんなにシャーロックを殴らないで、お願いだから、と、観ているほうが思うくらい、TVドラマ「シャーロック」の中で、ジョン・H・ワトソンはシャーロック・ホームズを殴るのである、まあ、理由はいろいろあるのだが。

 

コナン・ドイル原作のホームズ物語ではありえないことである、ドイル原作のホームズ物語の中では、ワトソンこと、現代のジョンは、ただひたすらシャーロックの天才に驚き賛美し、シャーロックの心配をし、時に、シャーロックが自分の能力を過小評価するといって、憤懣やるかたない気持ちになるのだが、シャーロックを殴るなどとはもってのほかである。さらに、TVドラマの現代のワトソンはホームズをよく怒鳴る、こちらもいろいろな理由があって、様々な場面があるのだが、とにかく、よく怒鳴る、当然、ドイル原作ではジョンがシャーロックを怒鳴りつけるなどとは、言語道断である。

 

SHERLOCK/シャーロック シーズン2 Vol.3(字幕版)

 

二人の下宿の女主人のハドソンさんもTVシリーズ「シャーロック」では、原作とは異なり、魅力的に変身している。原作通りに19世紀が舞台となったシリーズ番外の「忌まわしき花嫁」では、ハドソン夫人はいみじくも叫んでいる、“もっとセリフをくれ” と “もっとしゃべらせろ!” と。そうなのだ、ドイルの原作では、ハドソン夫人は確かにホームズ物語において、大切な登場人物で、大切な役回りをしているのだが、その出番といっては、いつも依頼人を案内するか、シャーロックとジョンのために朝食や夕食を用意したりする役目のみで、ドラマのようなあふれる魅力を振りまく、というようなことは残念ながらない。

 

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レストレイド警部もだ、原作よりも人間味があって、筆者は、TVドラマのレストレイド警部が好きである、そして、原作にないホームズに恋している検死係の女性、モリーの登場もこのドラマのスパイスになっている。レストレイド警部も言うのである、いみじくも、ドラマの中で、”シャーロックはいいやつだ“ と、一度きりではない、ドラマを通してレストレイドのこのセリフは何度か出てくる、”いいやつだ“。

 

ここにおいて、通常ならば、みんなからそっぽを向かれてしまうと想像できる ”エキセントリック“ で ” 高機能社会不適合者“ の現代のシャーロック・ホームズは 世界中の人々を虜にして、世界中のファンに、シーズン5ができないものか、と、はかない(?)望みを抱かせる、罪な奴、となるのである。

 

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こう書いてきたからといって、ドイル原作のシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソンに魅力がない、などと思っては決していけない、それは、本末転倒である、原作のシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソン、ホームズの世界が魅力的であればこそ、彼らとその世界が現代に置き換えられても、普遍の魅力を持つのだ。

 

 

ということで、TVドラマ「シャーロック」のファンで、まだ、ドイル原作のホームズ物語を読んだことのない方には、是非、原作のホームズ物語を読むことをお勧めする、原作を読んでこそ、現代版「シャーロック」は、より一層、魅力的になること間違いなし! ですよ。

 

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