Kororon 映画について語るBlog

映画を語りつくす blog ☆ いい映画も、残念な映画も、好きな映画に、無理(?) な映画も、時に、ドラマも

映画  マトリックス   キアヌ・リーヴス 主演

マトリックス (字幕版)

 

コンピューターに支配され。コンピュータによってみせられる仮想現実の世界、「マトリックス」、キアヌ・リーヴスが主演の、人間を支配しているコンピューターと戦う、”現実” の世界に生きている人間たちの物語がこの映画、初めて見た時は、映画自体は面白かったのだけれど、 “マトリックス” の意味がよくわからなかった。

 

この映画を観て一番印象に残っているのは、TVの宣伝や映画の予告編でも、よく映像が流れていた、黒ずくめのキアヌ・リーブスが、体をのけぞらせて、弾丸をよけるシーン、あの一連のアクションシーンが、やたらとカッコよく感じた映画だった、また、黒いサングラスをかけた、コンピューターが放った刺客の執拗さが、怖かった。やはり、この映画のハイライトは、仮想世界の中での人間とコンピューターとの死闘であると思う。

 

この映画「マトリックス」のように、主と従が逆転し、使っていた機械に支配されてしまう人間、というテーマのSF映画を他にも思い出す、映画「ターミネーター」、大ヒットしていくつも続編が作られた、アーノルド・シュワルツネッガー主演のSF映画、機械に支配されている地球の未来と未来から現在の地球に送られてきた殺人マシン ”ターミネーター“ の物語。

 

この映画ではもちろん、未来から送られてきた ”ターミネーター“ と人間とのバトルが大きな見どころではあるのだが、筆者がこの映画で印象に残っているのは、カリフォルニア州知事をも務めた経験のある、若き日のシュワちゃんが、場所はロサンゼルスのグリフィス天文台に、素っ裸で未来から送り込まれてきたシーンである。もちろん ”ターミネーター“ のシュワちゃんは、自力で洋服を調達するのだが、何故かこの映画の、このシーンはよく覚えている。

 

 

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映画「マトリックス」でも「ターミネーター」でも、進化して人間を支配するのは機械であり、その機械の頭脳となるAIである、以前、このBlogでも紹介した映画「2001年 宇宙の旅」では、AIハル が人間に、映画では宇宙船の乗組員に反乱を起こそうとするのだが、この時は、宇宙船のボーマン船長によってAIハルの反乱は阻止され、AIハル はあっけなく人間にしてやられるのであるが、時を経て、AIはパワーアップ、ついに、主従逆転、人間の支配者となったのが、映画「マトリックス」と「ターミネーター」である。

 

 

振り返ってみて、現実の世界ではどうなのか、AIは進化し続けている、ディープラーニングによって、人間ではとてもかなわない量の情報を学習し続けている、まあ、学習させるに当たっては、人間の手を借りなければならないのだが、とにかく、人間はコンピューターに学習させ続けている、そのおかげで、AIは私たちの生活のあらゆる場所に入り込んでおり、様々な恩恵を私たちに与え、私たちの生活をより快適にしている、このAIによる ”恩恵と快適さ“ の追及はやむことはなく、まだまだ続くだろう。

 

AIによる ”快適さ“ を感じながら思う、まさか、人間は機械によって主従が逆転するような愚は犯すことはないだろうな、そんな話は映画の中だけにしてほしい、と、クローン羊ドリーが誕生した時に、クローン技術が人間に使われることを人類は阻止したのでは、それとも、実はどこか知らぬところで使われているとか‥‥そんな恐ろしい話はないことを祈る。

 

映画「マトリックス」は面白い、キアヌのアクションはカッコいい、が、映画の余韻は心地よい、とはいかない、そんな映画なのだが、この映画を ’悪くないけれど残念な映画‘ とはしたくない、と筆者は思う。

キアヌのアクションのカッコ良さを堪能しながらも、ちょっと肌寒さを感じて、こんな世界にならないように、と、考えてみるのも悪くないかも。

 

 

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