Kororon 映画について語るBlog

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映画  ダーティーハリー    クリント・イーストウッド  主演

ダーティハリー [Blu-ray]

 

 

映画「ダーティーハリー」、クリント・イーストウッド主演の人気シリーズであり、第5作まで作られ、第4作目はクリント・イーストウッド自身が監督をしてさらなる大ヒットを飛ばした映画である、なぜこれほどの人気を博したのか、もちろん、クリント・イーストウッドという俳優自身の魅力もあろうが、「ダーティーハリー」シリーズ、大ヒット最大の功績は、主人公のサンフランシスコ市警の殺人課刑事、ハリー・キャラハン刑事の魅力に追うところが大きいと思う。

 

何よりも有名なのは、映画の中でキャラハン刑事の使用している銃ではないか、“マグナム44” といって、本来狩猟用に開発されて、銃の威力は、劇中ではフィクションであるので多少誇張されているということだが、このマグナム44の破壊力はすさまじいらしい、筆者は、銃器については全くの素人であるので、劇中のキャラハン警部のセリフを引用するが、第一作目で言われる “これは世界一強力な銃だ” というセリフが有名のようだ、本人が言うのだからまず間違いないか。

 

第二作目の冒頭では、かなり射撃の腕がいい白バイ警官が、ハリーのマグナム44が重いといって、一発、射撃の的を外してしまうシーンがある、熟練した射撃手でも扱いにくい銃であるようだ、そんな破壊力No.1で扱いづらい拳銃を、カーチェイスしながらも自在に操り、その、腕前も一流、という、カッコ良さが、まず、キャラハン刑事の魅力か。

 

必要とあれば、容赦なく、遠慮なく、マグナム44が火を噴く、例えば、第1作目のラストの犯人との対決シーンや第2作目の冒頭のエピソード、旅客機をハイジャックした犯人への対処の仕方、黙して悠然と飛行機から去っていく姿、きっと、こういうハードボイルド的キャラハンの行動と性格が、ダーティーリーファンにとっては、たまらなくしびれるところなのかもしれない。

 

 

ダーティハリー2(字幕版)

 

 

また、映画「ダーティーハリー」の中には、『アメリカ映画の名セリフベスト100』というのにランクインする、という名台詞、というか、決めゼリフがある、犯人に向かって銃を突き付け、キャラハンが言う、“You‘ve got to ask yourself one question: ‘Do I feel lucky?’,  Well, do ya, punk! “,  (”俺はついてるのか?“ って、さあ、考えてみな、この野郎!)。

 

突きつけた銃の弾倉に、銃弾が残っているか、いないか、考えてみろ、という、まあ、ロシアンルーレットみたいなことをイメージすればいいかもしれない。映画「ダーティーハリー」で、このセリフは映画の最初と、犯人との対決のラストにでてくる、或る意味、見せ場。

 

このように映画「ダーティーハリー」は、タフガイ、非情、ハードボイルド、破壊力満点のマグナム44、女っ気、全くなし、のハリー・キャラハンを描いて、クリント・イーストウッドの当たり役となり、映画も大ヒット、シリーズ5作まで続くこととなった。

 

キャラハン刑事の有名な決めゼリフには、もう一つ映画「ダーティーハリー4」のなかで、“Go ahead, make my day.” (やれよ[撃てよ]、[俺を]楽しませてくれ)、というのがあり、しばしばこのように訳されるようだ。ハード・ボイルドで、ここぞというときに、こんな渋い決めゼリフのある、ハリー・キャラハン刑事というキャラクターが、

大ブレイクしたのも無理からぬことか。

 

映画「ダーティー・ハリー」で、男の中の男、ハリー・キャラハン刑事に酔ってみるのも、悪くないかもしれないね。

 

 

 

ダーティハリー4(字幕版)