お題「#応援しているチーム」
チアリーディングという競技を知っているだろうか?チアリーダーたちの団体競技で、同じユニフォームを着て、ダンスしたり、アクロバティックな競技をするスポーツだ。
私は数年前にはこういった競技のあることを知らなかった。例えばAKB48とかExileのように集団でダンスを踊り、歌うミュージック・シンガーたちはよくテレビで見ていた、組体操という競技も知っていた、が、音楽に合わせて、バック転したり、3人分の高さまで山を作って、時にはそのてっぺんで片足でバランスとって静止している、初めて見た時には驚いて感動した。
この競技では、2段でも3段でも人の山の一番上にいる選手は山を崩すとき宙に舞う、胴上げの優勝監督をキャッチする要領で宙に舞った選手は無事にキャッチされる、最上にいる選手が宙を舞う瞬間はスリリングだ。
私が知っているチームも熱心に練習していた、が、時々けが人が出ていた、無理もないと思う、あんなアクロバットをやるのだから、危険と隣り合わせの競技でもある。
彼女たちのダンスはまた、力強い、あくまでスポーツ、華奢な歌手のダンスではない、時には声をかけあい、アクティブに明るく、元気良く、エネルギー溢れる演技、見ていて感じるのは完全なスポーツ感。
コンクールや競技大会もあるという、こんなにエネルギッシュなチアリーダーたちが一堂に会して行われる競技会はどれほど熱気に包まれているのか。
演技しているときの選手たちの真剣な顔つきを見ると、普段の練習の厳しさが感じられ、頑張れ!と声をかけたくなる、アクロバット失敗するな、崩れるな、トップの選手がぐらつきそうになれば、こらえろ!決めて! と。
技が見事に決まった時の選手たちのうれしそうな顔、演技が無事に終了したときの、晴れやかに爽やかな顔、やり遂げた、という満足感が伝わってくる。
華麗に舞うスポーツには新体操やシンクロナイズドスイミングなどもあるが、少し違う気がする、チアリーダ―達は本来自分たちが他のスポーツゲームを応援する、という立場にある、味方が優勢な時にはうれしさで、劣勢な時には、チームを元気づけるために、ある意味、なりふり構わずパワフルでなければならない、チアリーダーが意気消沈していたり、元気がないチアリーダーなんて‥‥”チア“じゃないよね。
演技が始まる前に、彼女らは円陣を組んで掛け声をかける、他の団体競技のスポーツで試合の前に円陣を組んで声を掛け合うのと同じだ、やっぱりスポーツだな、と思う。パワフルで元気いっぱいの演技、見ている私たちもパワーが満ちてくる気持ち、頑張れ!と応援したくなる。