Kororon 映画について語るBlog

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映画  アマデウス         悪くないけれど、残念な映画

アマデウス [DVD]

 

この映画か公開された当初、トム・ハルス演じる、ウォルフガング・アマデウスモーツァルトに、品がないとか、モーツァルトのイメージが壊れる、とか、モーツァルトのファンから言われたものだった、確かに、モーツァルトの ”品のない“ 行動が映画の中で描かれている、また、演技にしても、トム・ハルス演じるモーツァルトの笑い方、観ていると、やっぱり、”品がない“ と思えるような、笑い方だったのだ。彼の作曲した曲によって、モーツァルトを知っているものには、例えば筆者なんかもそうなのだが、この映画の特に冒頭で描かれているモーツァルトの姿は、少々、ショッキングな姿、であった、彼の作曲した音楽から受けるイメージとかなり違った、というのが最初に思ったこと。

 

この映画は、モーツァルトの生涯を描いているので、映画を観続けていると、お馴染みのモーツァルトの曲や、有名な彼の作品が、映画の中で演奏され、最初のショックも次第、次第に、薄れてくる、でも、モーツァルトって、本当にこういう人だったのか?! という思いにとらわれながら、観ていくことになる、が、モーツァルトの神童、天才ぶりは遺憾なく描かれる。

 

筆者は、モーツァルトの曲をそれほどたくさん聞いていたり、モーツァルトの作ったオペラをよく見るといったような、熱烈なモーツァルトのファンというわけでもないのだが、お気に入りの曲はあったりして、お気に入りの曲ばかりをよく聞いたりする。そんな曲の中に『きらきら星変奏曲』というのがあって、英語の歌詞で言うと、日本でもおなじみの “Twinkle Twinkle Little Star…” という曲の変奏曲なのだが、“きらきら星” というと子供の歌、というイメージがあり、モーツァルトのこの曲を聞くと、モーツァルトが可愛い子供のために、この曲を弾いている、なんてシーンを想像する、もとは、フランスで流行していた恋の歌の変奏曲だというが。

 

さらに、この変奏曲を聞くと、いつも、バッハのゴールドベルク変奏曲を思い出す、バッハは主題を入れて全32曲、モーツァルトは主題を入れて全13曲と、変奏の数こそ違え、もちろん曲も違うのだが、作曲した。クラッシック音楽に素人の筆者などは、これはモーツァルトによる、バッハへのオマージュか、と勝手に想像してしまう、時を超えて、天才と天才の才能が共鳴しあう、なんて考えるのは、なんだかロマンティックに感じませんか? 蛇足だが、同じく天才、と筆者は考えるピアニスト、グレン・グールドによるゴールドベルク変奏曲は素晴らしくもあり、お気に入りでもある。

 

J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲(81年デジタル録音)

 

 

話を、映画「アマデウス」に戻そう、この映画の語り手ででもあり、もう一人の主役、作曲家サリエリは自分の凡庸さを承知しながらも、モーツァルトの才能を認めている、天才を超えることができないサリエリモーツァルトへの嫉妬と妬み、とにかく、くやしくてしかたがない。そんな中、モーツァルトが、自分の創作したオペラを国王に披露している場面、サリエリも同席、そのオペラ上演の最中に、国王があくびをした、それを見たサリエリ、“勝った” と、一人内心でガッツポーズをする、そんなシーンがあった。

 

天才モーツァルトのオペラでも、国王があくびしてしまうときもある、この映画「アマデウス」もアカデミー賞8部門、ゴールデングローブ賞4部門、英国アカデミー賞4部門、そのほかにも数々の賞を受賞している、素晴らしい映画である、そんな素晴らしい映画なのだが、この映画を最初から最後まで観ていると、どうも、天才モーツァルトのオペラを鑑賞していた時の国王と同じ心持になってしまうときがある、もちろん、熱烈なモーツァルト、オペラファンにそんなことは起こるはずもない、と思う!

 

これを機に、モーツァルトの音楽を聴いてみようかな、とか、モーツァルトのこともう少し知りたいな、なんて思ったら、是非、この映画をどうぞ!

 

 

 

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