いい映画 Room
東西冷戦が終結して久しい。現在のドイツが東と西に分かれていて、その境界にベルリンの壁という鉄壁の壁が存在し、同じドイツ人でありながら、東ドイツから西ドイツへの自由ないききはままならず、仮に、このベルリンの壁を越えようとしようものなら、容赦…
今回は今一度ラッセル・クロウが主役の映画、前回の古代ローマの剣闘士を演じたラッセル・クロウとは180度異なる役柄、同じ人とは思えない、が、役者だからあたりまえ、ともいえる、とにかくラッセル・クロウがうまい、精神疾患のために幻覚に悩まされる、悩…
ローマを訪れると、その巨大な円形競技場、コロッセウムを目にすることができる、フォロ・ロマーノと並んで古代ローマの遺跡として有名な観光地である、この円形競技場の観客席にたたずみ、競技場を見下ろしながら、古代ローマにおいて、この円形競技場がど…
現代人が過去にタイムスリップする物語ときいてすぐに思い出すのは、大ヒットしたハリウッド映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、大好きな映画で、とても面白い!と思う映画である、主人公のマーティー少年が、若き日の自分の両親と出会い、物語は展開…
”ミニーの紳士服飾店“ というのは、実際の服飾店というよりも、きっと、今で言うなら、高速道路のサービスエリア、長距離運転してきた車が、途中一休みして、ドライバーや乗員が一服したり、食事したり、時には、車にガソリン入れたりする場所といえる。映画…
イギリスの作家、コナン・ドイルが産んだ、世界的人気のある、有名な名探偵シャーロック・ホームズは第一線から退いた後には、イギリス、サセックス州で養蜂をしながら隠居生活を送っていることになっている。サセックス州といっても、あまりなじみのない土…
ゴジラは知っていたが、 ”ゴジラ映画“ を見るのは初めてである、映画「シン・ゴジラ」では、ゴジラのことを ”怪獣“ と呼ばないが、その怪獣が出てくるTVドラマや、映画というと、どうしてもウルトラマンシリーズを思い浮かべてしまう筆者である。映画「シン…
アメリカ人でありNYタイムズの記者、シドニー・シャンバークとカンボジア人の記者、ディス・プランはカンボジアの内戦を取材している、次第にポル・ポト率いるクメール・ルージュの勢いが強くなり、アメリカ軍は撤退し、カンボジアはクメール・ルージュの支…
少々ブラックな、大人のファンタジーである、何しろ死神と人間の女性が恋に落ちるというストーリーであり、死神は人間の姿を借りていて、一見したところは人間で、中身が死神であるとはわからない、死神と言っても外側はブラッド・ピットである、甘いマスク…
この映画を初めて見た時、正直言って面白さを感じなかった、よくわからなかったし、賞金稼ぎの話ではあるのだが、かつてはかなりの無法者だったという設定の、今では、寄る年波に勝てない、どちらかというとよぼよぼした、おじいさんガンマン二人が、若く経…
スミス氏はアメリカの片田舎のボーイスカウトのリーダーで、子供たちから絶大な人気を得ていた、竹を割ったようなまっすぐな人間で、バカが付くほど正直、誠実、曲がったことは決して行わない、という、或る意味、聖人のような人物なのである。かたや、そん…
タイトルの「インファナル・アフェア」というのは、英語で書くと、Infernal Affairs となり、Infernalは ”地獄の” であるとか “悪魔の” といった意味の形容詞であり、Affairs というのは “事柄” とか ”仕事“ といった意味であり、直訳すると ”地獄のような仕…
17世紀のオランダにフェルメールという画家がいた、代表作 ”真珠の耳飾りの少女“ という絵画があり、光と影を巧みに自身の作品に取り入れたことで有名であり、鮮やかなブルーのターバンを頭に巻き、左の肩越しに振り返り、こちらを見ている、その左の耳元で…
キアヌ・リーヴス演じるジョン・ウィックが暴れまわる映画第二弾「ジョン・ウィック:チャプター2」で、第一作目と同様に、ジョン・ウィックが拳銃を片手に、今回は2時間近くにわたって、殺戮しまくるという、実に血なまぐさい映画なのであるが、映画はヒッ…
ダーティーハリーシリーズの最後を飾る第五作目、1988年製作であり、第一作目の「ダーティーハリー」が1971年製作であるから、足掛け10年以上もかけて完結したといえようか、第一作目から10年以上も経過しているとなると、主役のクリント・イーストウッド演…
インドの映画である、この映画が公開された当時、20年以上も前の話だが、この映画がヒットして人気を博していることは知っていた、この映画を観た人が、面白い!と絶賛していた、が、当時、インド映画、ということで、筆者にはあまりになじみなく、映画宣伝…
オーソン・ウェルズの監督デビュー作品でもあり、“世界映画史上のベストワンとして高く評価されている” 映画、とも言われている。さらに、オーソン・ウェルズ演じる新聞王ケーンは、実在するウィリアム・ランドルフ・ハーストという人物をモデルにしており、…
, レイモンド・チャンドラーの生み出した探偵フィリップ・マーロウと言えば、もう、ハードボイルドの代名詞ともいえる有名な探偵であるが、今回、ハンフリー・ボガートがこのフィリップ・マーロウを演じ、先に紹介した映画「マルタの鷹」の探偵サム・スペー…
前回の「ダーティー・ハリー3」で、主役キャラハン警部とその相棒のことについて書いた、「ダーティー・ハリー」シリーズでは、いやが上でも、キャラハン警部が前面に出てきてしまい、相棒の影は薄くなる、といった趣旨のことも書いた、が、今回の映画「48…
刑事ドラマを見る時、主役となる刑事はもちろん魅力的でなくてはならないが、その刑事の相棒となる、もう一人の刑事、こちらもやはり魅力的であることが望ましい。主役の刑事と相棒、二人が一緒になって事件を解決してゆく、そんなストーリーの運びがたいて…
前回の映画「リオ・ブラボー」のときに、この映画は長い、と書いたが、今回のこの映画「心の旅路」も長く2時間にも及ぶ映画である、が、今回も前回の映画「リオ・ブラボー」の時と同じように、2時間という長さをほとんど感じることなく、ストーリーに引き込…
リオ・ブラボーというのはいったい何のことかと思っていたら、この映画の舞台となった街の名前だった、141分、2時間以上ある長い映画なのである、殺人の罪で逮捕した男を刑務所に入れて、連邦保安官に引き渡すという、それを、町で幅を利かせているゴロツキ…
ヒーローがヒーローになる前に、ヒーローにもその下積み時代がある「スターウォーズ」のヒーロー、ルーク・スカイウォーカーはその必殺技、フォースの力を持つジェダイ騎士になるために、帝国軍とレジスタンスの戦闘の場を一旦離れて、惑星ダゴバで、師ヨー…
映画「ダーティーハリー」、クリント・イーストウッド主演の人気シリーズであり、第5作まで作られ、第4作目はクリント・イーストウッド自身が監督をしてさらなる大ヒットを飛ばした映画である、なぜこれほどの人気を博したのか、もちろん、クリント・イース…
ミャンマーで国軍によるクーデターが起こり、一夜にして軍事政権が誕生し、ミャンマーの市民はそれに反対し、連日のようにデモが行われ、とうとう、軍は市民に実弾の入った銃口を向け、14名という死者が出た。これ以上の犠牲者が出ないことを祈るばかりであ…
ハードボイルド(hard-boiled)という言葉は、辞書によると、”非情な、動じない、妥協しない、厳しい、タフな、強靭な、硬派の、情にほだされない、シニカルな“ などの意味がある、ハードボイルドな小説、とか、ハードボイルドな探偵と言ってよく耳にするの…
最近のニュースで、アメリカの火星探査機、“パーサヴィアランス” が火星に無事に着陸したというニュースがある、パーサヴィアランス以前にも火星探索機は火星を文字通り ”探索“ し、火星には大きな頭をして、細長い手足を持っている、地球のタコに似た形状を…
チャールズ・チャップリンといえば、世界的に有名な、だれもが認める喜劇王なのであり、数々の名作を作り上げてきた監督でもあり、その中から今回は「キッド」という映画について語りたいと思う。タイトル「キッド (The Kid)」 からもわかる通り、この映画…
若き日のクリント・イーストウッドはカッコいい、かたや、相棒となる、リー・ヴァン・クリーフもカッコいい、二人とも早撃ちの名手で、定めた狙いは外さない、が、映画はマカロニ・ウエスタンとはいえ西部劇で、わりと、簡単に人間を撃ち殺していく、お尋ね…
”脱走“ を扱った映画は数あれど、集団での脱走と聞いてすぐに思い浮かぶのは、往年の名作、映画「大脱走」であり、この映画には数々の有名スターが出演しているのだが、一番に思い出して、印象に残っているのは、スティーブ・マックイーン演じるアメリカの航…